gallery −Beads Framing art −

Cities 1 .ロンドン

作品 F4号


ロンドンは、小学校以来、ずっとあこがれていた街です。
小学校の図書館で読んだ、シャーロック・ホームズ氏が住んでいる街ですから。ポケット版のとても簡単なロンドン地図を買ってもらって、ベイカー街に印をつけていました。実は221bという番地はない、と言うことを知ってからも、やっぱりずっと憧れの地でした。高校生の時には「ベイカー街221b」というタイトルの油絵を描いたこともあります。
始めて訪れたのは、1992年。ツアーのトランジットだったので、空港の外には出られなかったのですが、ヒューストン空港にいるというだけでワクワクしていました。
地面を踏んだのは、1995年と96年、合わせて10日くらいです。
95年は友人と2人、「ガーデン&フラワーツアー」と題した個人旅行でした。当時ロンドン在住だった友人の友人に案内してもらったり、近郊の街に足を伸ばしたり。有名な植物園に行きたくて、大冒険のあげくたどり着けずに終わったり。
96年は、英国王立園芸協会日本支部主催のガーデンツアーで、最後の数日は延泊して一人で滞在しました。前回行きそびれた植物園にも行き、少し足を伸ばして海辺の町まで出かけたり。
ロンドンはとても緑の多い街です。街中に公園や緑地があり、どこも大きな樹が青々と茂っています。
そしてバラ。街の風景のどこを取ってもバラがあるような感じです。決して立派なバラばかりではなく、むしろ野生の野バラのような花が多かったように思いますが、大きな緑とフェンスとバラ。それが私のロンドンの記憶になっています。
それから、もちろんベイカー街。作られた博物館には行かなかったのですが、地下鉄ベイカーストリート駅のタイルを見、シャーロック・ホームズホテルに泊まりました。
「フェンスに絡まるバラ」のネックレスというアイデアはずっとあったのですが、いざ形にしとするとなかなかうまく行かず、随分時間がかかった作品です。結局そのものズバリ、「巻きバラ」を使って仕上げました。リボンで作るバラです。チェーンの一部にくるくると巻いたパーツを使って、つるバラのイメージを出しています。おそろいのイヤリングは、シャワー台を使い、かなり厚みのある形になっています。
 
デザインビーズ 5mm 緑系 2種
巻きバラ(リボン) 15mm
つなぎパーツ、チェーン、他


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